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共謀罪を含む改悪組織犯罪処罰法は
【「共謀罪」法 衆参両院議員の投票行動(東京新聞 2017/6/16)】

私の両親はカクテルフルーツを食べても大丈夫?

 先日、我が家に見知らぬ果物がやってきた。グレープフルーツだと思ったが違うらしい。グレープフルーツだとしたら血圧を下げる薬を飲んでいる両親は食べることができない。グレープフルーツでなければ安心である。しかし、念のために調べることにした。
 その果物には鷲の絵の横に大きく「4296」と書かれたシールが張ってあり、「CALIFORNIA CITRUS」とフルーツ名らしきものが書いてある。

CALIFORNIA CITRUS
(写真はAmazonから拝借)

 「カリフォルニアシトラス」でググってみた。ヒットしたサイトの一つ(参照)に同じシールの貼ってあるフルーツの写真があった。「カリフォルニア産《カクテルグレープフルーツ》シトラス」らしい。やはりグレープフルーツなのかとがっかりしたが、「ポメロとマンダリンの交配種」らしい。ポメロは聞いたことはないがマンダリンは聞いたことがある。どちらもグレープフルーツではないのではないか。さらに調べることにした。
 柑橘類(Citrus)をまとめたページがあった(参照)。どうやら「ポメロ」は文旦(ブンタン)の英名らしい。「マンダリン」は「ミカン類」で「ポメロ(ブンタン)」は「ブンタン類」らしい。「グレープフルーツ類」は別にある。それにしても、ごちゃごちゃしている。「カクテルグレープフルーツ」も載っていた。「カクテルフルーツ」とも呼ぶらしい。
 「カクテルグレープフルーツ」でググると「シアメススウィーティとマンダリンの交配種」と紹介しているサイトもあった。「シアメススウィーティ」でググると楽天市場でも売っていることが分かる。ただし、鷲の絵のあるシールは張ってない。「スウィーティ」は「グレープフルーツ」と「文旦(ブンタン)」をかけ合わせたフルーツらしい(参照)。やはりグレープフルーツと同じで血圧を下げる薬を飲んでいる人は食べてはいけないのだろうか。しかし我が家にあるのは鷲の絵のシールが張ってある。「ポメロとマンダリンの交配種」と考えたほうが良さそうである。

 すると、血圧を下げる薬を飲んでいる人はポメロやマンダリンを食べても平気だろうか。マンダリンは「ミカン類」だから食べられそうである。こたつでミカンを食べられないとしたら気の毒である。分からないのはポメロ(ブンタン)の方である。ググって探していたら【グレープフルーツと薬物の相互作用について】というページを見つけた。「独立行政法人 国立健康・栄養研究所」【「健康食品」の安全性・有効性情報】内のページらしい。トップページからのリンクを見つけられなかったが一覧を見ると2009/01/29にアップロードされたようである。

 さて、【グレープフルーツと薬物の相互作用について】を見ると、ポメロにもグレープフルーツと同じ相互作用があるらしい。

柑橘類の中で薬物との相互作用を起こすのはグレープフルーツが有名ですが、最近では、ぶんたん(ポメロ)、オロブランコ、ダイダイ(ビターオレンジ)などグレープフルーツ以外の柑橘類も薬物との相互作用を起こす可能性が示されています。
(グレープフルーツと薬物の相互作用について)

 「血圧を下げる薬」の一つ「カルシウム拮抗薬」がグレープフルーツ内の「フラノクマリン類」と相互作用を起こして薬の血中濃度が高くなるらしい。その結果、グレープフルーツを食べない場合と比べて食べた場合は薬が効きすぎて最高血圧と最低血圧が下がり過ぎてしまう可能性があるらしい。「グレープフルーツを食べて薬を減らしたら良いのではないか」と思ってしまうが、『グレープフルーツのCYP3A4阻害効果には大きな個人差があるだけでなく、グレープフルーツ中のフラノクマリン類の存在量も一定していないことから、投薬量を減少させる目的で安易にグレープフルーツを摂取することは避けるべきとの考え方もあります』ということらしい。

 では、「ポメロとマンダリンの交配種」である「カクテルグレープフルーツ」にはどの程度「フラノクマリン類」が入っているのだろうか。
 表1の「ぶんたん(ざぼん)」の所を見ると[英名]で「Pomelo」とあり、ポメロのデータはこれだろう。ベルガモチンが「31.9μM」、ジヒドロキシベルガモチンが「29.5μM」とグレープフルーツと比べると多そうである。ちなみに「M」という単位は「mol/L」のことらしい(参照)。「ポメロ(ブンタン)」は食べないほうが良さそうである。ポメロの成分が含まれていそうな「カクテルグレープフルーツ」も食べられないかもしれない。表1を見ると「ぶんたんとマンダリンの交雑種」として「ダイダイ、サワーオレンジ」の欄がある。ベルガモチンは「5μmol/L」とポメロよりも少ないが、、ジヒドロキシベルガモチンは「36μmol/L」とポメロよりも多い。「カクテルグレープフルーツ」がこの欄に相当するとしても食べられないことになりそうである。相互作用で有名なグレープフルーツと、データを見る限り相互作用が強そうなブンタンの交雑種であるスウィーティーは相互作用が強力そうだがデータがないらしい。「カクテルグレープフルーツ」が「シアメススウィーティとマンダリンの交配種」だとしたら、どの程度の含量になるだろう。

 交雑種にするとフラノクマリン類の含量が変わるので、「カクテルグレープフルーツ」のフラノクマリン含量は分からなかった。しかし、どうやら血圧を下げる薬を飲んでいる人は食べないほうが良さそうである。ただ、【グレープフルーツと薬物の相互作用について】は次のようにまとめている。

以上のことから一概に「薬物と一緒にグレープフルーツを摂取することは厳禁」と単純に判断するのではなく、個人差の影響、相互作用を危惧する薬物の副作用の症状と程度、高齢者など影響を受けやすい対象者など、個別の状況を考慮して柔軟に対応することも可能と考えられます。
(グレープフルーツと薬物の相互作用について)
いずれにしても、安全性が最も重要であることを踏まえ、グレープフルーツとの相互作用が懸念される薬物を飲んでいる方は、基本として専門家と相談し、自分の健康をよく観察しながら対応していくことが現時点では妥当な対応と思われます。
(グレープフルーツと薬物の相互作用について)

 医師はグレープフルーツとの相互作用は知っているだろう。では、その他の柑橘類との相互作用は知っているだろうか。「カクテルグレープフルーツ」との相互作用は知っているだろうか。【カンキツ(その他柑橘類)のページ】(果物ナビ)を見ると柑橘類にはたくさんの交雑種がある。医師が全てを把握するのは無理である。相談されても困るかもしれない。患者が医師と協力して自分の身体で実験するしかないかもしれない。『グレープフルーツの薬物に対する相互作用は長く持続し、長いものでは3-7日間持続するとの報告』があることも重要である。「1週間前に間違って食べちゃったけど最近は食べてない。それなのにいつもよりも血圧が下がっている」ということもあるのかもしれない。『相互作用の影響を解除するには、グレープフルーツの摂取を2、3日空けた方がよい』という考え方があるということは1週間に1度であればグレープフルーツを食べても良いのかもしれない。
 とにかく、フラノクマリン類を含む美味しいフルーツを食べるか否かは、「虎穴に入らずんば、虎子を得ず」と自分の身体で「カルシウム拮抗薬」との相互作用を観察しながら食べるか、「君子危うきに近寄らず」とミカン類以外の柑橘類を食べないことにするかの選択だろう。知識が増えると安全になるが、心配も増えるので困る。


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